肌の赤みは主に、皮膚表面から血流に富んだ毛細血管が透過して見えることにより生じています。IPLは、肌のお悩み全般に広く対応する光治療ですが、赤い色に作用する専用フィルターを用いることで、毛細血管のみを加熱することにより収縮を促し、赤ら顔(酒さ)に対する強力な改善作用があります。また、肌の赤みは乾燥や炎症によっても生じますが、エレクトロポレーションという、目的に応じた薬剤を皮膚の深くにまで導入する施術も有効です。乾燥による赤みに対しては、セラミドやプロテオグリカンなどの保湿作用のある薬剤を用い、炎症による赤みに対しては、トラネキサム酸などの消炎作用のある薬剤が適しています。
IPL(光治療)
オールラウンドな光線療法
IPLと呼ばれる医療用の光線を照射することで、皮膚のメラニン色素や毛細血管内のヘモグロビンに熱作用を与え、しみ、そばかす、肝斑、赤ら顔、ニキビ跡などの、肌のトラブルを全般的に改善します。IPLは複数の波長の光が混在しているため、病変別の専用フィルターを使い分け、必要な範囲の波長の光のみを照射することで、さまざまな症状に幅広く対応することができます。さらには、光の熱作用に伴い、真皮内でのコラーゲンの生成が促進されるため、肌の張りや弾力を回復させ、肌質改善効果も期待できます。
対象とする症状
色素性疾患(メラニン由来)
しみ
そばかす
くすみ
肝斑
血管性疾患
赤み・血管拡張
赤ら顔(酒さ)
皮膚の凹凸
ニキビ・ニキビ跡
毛穴の開き
肌年齢の老化
しわ・弾力低下
ほうれい線
当院採用機器
セレックV
(医療機器承認番号:231ADBZI00015000)
420nmから1200nmまでの幅広い波長のIPL光線に対して、9種類もの波長フィルターを用意することで、より多くの病変に柔軟に対応することを可能とした、韓国Jeisys社の最新IPL機器です。多種多様な照射設定の調整機能により、従来機以上に効果的で、かつ肌への負担を抑えた光治療が可能です。皮膚と接触する照射面は常に冷却されているほか、設定温度を超えると照射を自動停止する機構も搭載するなど、やけどなどのトラブルを未然に防ぐために、徹底した安全設計がなされています。
当施術により、術中・術後の痛み、赤み、腫れ、かゆみ、やけど、かさぶたなどが生じる場合があります。当院では施術前にすべてのリスクに関する説明を十分に行い、患者様の文書による同意の上での診療を行っております。
エレクトロポレーション
美容成分を効率的に浸透
美容を目的とした薬剤は、肌の美しさや若さを保つ、コラーゲンやエラスチンなどが存在する皮膚深部にまで浸透させてこそ、本来の効果が得られます。導入とは、そのためのさまざまな方法のことを指します。エレクトロポレーションは、皮膚表面に電気パルスを当てることで、細胞の構造や機能を傷つけることなく瞬間的に隙間をあけ、薬剤を浸透させていきます。従来のイオン導入や超音波導入と比較して、より高分子の有効成分を、より深い層にまで浸透させることが可能となる、最新の導入方法です。
当院採用機器
Spring
高分子物質や脂溶性物質も、60~90%と高い浸透率で導入することが可能な、韓国Eunsung社の最新機種となります。最初に用いるピンタイプのハンドピースが細胞間に大きな隙間を作り、その後に用いるボールタイプのハンドピースが多くの薬液をスムーズに導入します。最後に用いるクライオハンドピースが施術部分を冷却し炎症を抑えることで、ダウンタイムの短縮を図ります。用途が異なるハンドピースを複数用意することで、より効率的に、痛みの少ない施術を行うことが可能となっています。
保湿
使用薬剤
美白+ニキビケア
使用薬剤
レチノイン酸orバクチオール
アトピー肌質改善
使用薬剤
ビタミンE+トラネキサム酸
アンチエイジング
使用薬剤
アルジルリン&シンエイク+Stem Cell ISC
エクソソーム
使用薬剤
当施術により、術中・術後の痛み、赤み、腫れ、かゆみ、薬物アレルギー反応、アナフィラキシーなどが生じる場合があります。また、施術に使用する薬剤の中で、Stem Cell ISCとASCE+(エクソソーム)はヒト幹細胞由来の生物製剤となりますので、使用後の献血や臓器提供を控えることが求められております。当院では施術前にすべてのリスクに関する説明を十分に行い、患者様の文書による同意の上での診療を行っております。
美容医療における
注意点とリスク
診療科
アレルギー科
診療時間
土・日:10:00-14:30
診療終了時間の30分前に受付終了
休診日
住所
東京都千代田区外神田 6-14-2
サカイ末広ビル7階