プラセンタ注射は筋肉注射にて行います。針の刺入時の痛みは、健康診断における採血の際と同程度ですが、筋肉内を針が通る際に、鈍い痛みを感じる場合があります。

添付文書上は、1回2ml（1本）を1日2～3回まで投与可となっておりますが、これは肝障害の治療薬として、連日の注射を行う場合のものです。美容医療においては、連日の注射を行うことは稀であるため、1回に2～5本程度を同時に投与することが一般的であり、1回の投与量と効果の持続時間は、おおむね比例するものと考えられています。体重・体格・注射の目的・注射の間隔・ご予算などに応じて、投与量は患者様のほうで決定していただいて構いません。初回の注射の場合には、2本の投与をおすすめしております。

特に当院からの推奨はなく、患者様の自覚症状に応じて間隔を決めていただいて構いません。当院では、1週間に1回程度の患者様が多い印象です。連日の注射も可能ですが、1日1回までとさせていただきます。

基本的に、左右いずれかの二の腕の外側の筋肉に行います。4本以上の注射の場合、患者様の筋肉量によっては、左右に分けて2回の注射を行う場合があります。患者様の希望に応じて、お尻の筋肉に注射することも可能です。

3分前後とお考えください。

特にございません。

注射が終わった部位は、最低3分間、可能であれば5分以上、強く圧迫してください。圧迫が不十分の場合や、患者様の体質によっては、皮下出血（紫・青・緑・黄などの色のあざ）が数日間残る場合がございますが、時間とともに必ず消失しますので、ご安心ください。

男性にも注射を行っております。特にエイジングケアや、疲労回復を目的として、多くのご依頼をいただいております。

生物製剤であるため、未成年の方への注射は行っておりません。

妊娠中や、授乳中の方への注射は、胎児や幼児への薬剤移行の影響を考慮して、お断りさせていただきます。

当院で使用するラエンネックは、ヒトの胎盤を原料とした生物製剤であり、理論上の感染リスクを完全に否定することはできませんが、非常に厳格な安全管理体制のもとで製造されており、1974年の発売開始以来、感染事故の報告例は1例もございません。

当院で使用するラエンネックは、慢性肝疾患における肝機能の改善に対してのみ、健康保険の適用となる場合がありますが、美容や健康を目的とした使用は健康保険適用外となります。当院は自由診療のみを行う美容皮膚科ですので、保険診療は一切行っておりません。