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ゆき
美容皮膚科に興味津々の患者さん。本日はカウンセリングに来てくださいました。わからないことは納得いくまで質問攻めにしちゃうタイプです。
ドクターつき
現役皮膚科医。その昔は美容外科でメスを握っていたらしい。ふだんは冷静だけど、語らせると実は熱すぎる先生のようです。
ナースはな
内科も皮膚科もなんでもこなす万能ナース。でも実は、美容皮膚科が一番好き。施術はするのもされるのも超ベテランだそうです。
レーザー脱毛の原理
毛根や毛には、黒色のメラニン色素が多く含まれています。剃った毛に対して、特定の波長のレーザーを照射すると、メラニン色素において光エネルギーが熱エネルギーに変換されて超高熱になります。その結果として、毛根やその周囲も急速に加熱され、細胞破壊により、発毛機能が永久に失われます。
すべての毛には成長期→退行期→休止期という毛周期(ヘアサイクル)があり、成長期にある毛のみがレーザーに反応します。そのため、一定期間をあけて繰り返し照射を行うことにより、永久脱毛を実現します。
医療レーザー脱毛の
メリット
医療機関で脱毛を行うメリットとして、医療用の高出力の機器を用いるため、少ない回数で終了することや、医師の監督のもとで看護師が施術を行う、医療行為であるが故の高い信頼性が挙げられます。術後の炎症や感染の予防のため、医薬品の処方が可能であることも安心なポイントです。当院の場合は、通常診療における多くの皮膚科の臨床経験を十分に活用し、術中・術後のあらゆるトラブルを未然に防ぐよう、最大限の配慮を行っております。
対象とする部位
おすすめの
施術回数と頻度
施術の流れ
- 施術前日に患者様ご自身で、脱毛を行う部分の毛を剃ってください。
- 皮膚表面の皮脂や汗などの汚れを落とします。
- 毛が十分に剃れているか確認し、必要に応じて追加で剃毛を行います。
- 肌の状態を確認し、ほくろやしみをテープで覆います。
- 潤滑と冷却のためのジェルを塗布します。
- レーザーの照射を行います。
- 照射終了後、ジェルを拭き取ります。
- 施術後の肌の状態を確認し、必要に応じて薬剤を処方します。
蓄熱式と熱破壊式の違い
蓄熱式脱毛:低いエネルギーのレーザーを連続して照射します。毛根を破壊するまでの強い作用はありませんが、毛乳頭に発毛を促す司令塔である、バルジ領域をじわじわと加熱破壊することにより、以後の発毛機能が停止します。
熱破壊式脱毛:高いエネルギーのレーザーを1回のみ照射します。毛乳頭や毛母細胞など、発毛にかかわる毛根細胞が、高熱により完全に破壊されることから、毛はすみやかに抜け落ちるとともに、以後の発毛が不可能になります。
レーザー脱毛には大きく分けて、新機種に多い「蓄熱式脱毛」と、従来型の「熱破壊式脱毛」があります。両者ともに広いシェアがあり、それぞれにメリットとデメリットが存在するため、一概にどちらが良いとは言えません。一般的に、蓄熱式はマイルドで痛みが少なく、肌への負担が少ないという特徴があり、熱破壊式はパワフルで多少の痛みは伴うものの、効果を実感するまでの時間が短いと考えられております。ただし、永久脱毛を目的とした長期的観点から考えると、両者の効果にさほど差はなく、むしろ毛質や肌質、脱毛を行う場所によって使い分けるのが理想的と言えるでしょう。
蓄熱式脱毛 | 熱破壊式脱毛 | |
---|---|---|
作用部位 | 毛包内のバルジ領域
→次に生えてくる毛を抑制 |
毛乳頭や毛母細胞など毛根全体
→現在生えている毛を破壊 |
対応する毛質 | ◎ 細く、色の薄い毛にも有効あらゆる毛質に対応する |
△ 太く、色の濃い毛への効果が高い細く、色の薄い毛への効果は乏しい |
効果の実感 | 〇 現在生えている毛を減らすのではなく、次に生えてくる毛を抑制するため、即効的な実感は乏しい |
◎ 毛根に直接ダメージを与え、その毛がどんどん抜け落ちるため、目に見えて毛が減ってくる実感がある |
脱毛までの時間 | △ 毛が自然に抜けるまでの期間として、3~4週間かかる |
◎ ダメージを受けた毛は、直後から2週間程度で抜け落ちる。 |
施術時の痛み | ◎ 低エネルギーのレーザーを連続照射するため、痛みは少ない |
△ 高エネルギーのレーザーを照射するため、多少の痛みがある |
施術時間 | ◎ 大型のレーザー照射スポットを用い、広い面積に毎秒数発を連続的に照射するため、広範囲の施術も短時間で終了する |
△ 小型のレーザー照射スポットをゆっくりずらしながら、1発ずつ照射するため、広範囲の施術は、相当の時間がかかる |
安全性 | ◎ 毛根と毛包が徐々に蓄熱されていくため、肌への負担が少なく、やけどのリスクも低い |
△ 毛根に対して、強いエネルギーを一気に与えるため、誤った手技によるやけどのリスクがある |
おすすめのパターン | 肌が弱い 痛みが苦手 毛が細く、薄い 全身の脱毛 |
肌が健全 速やかに効果を実感したい 毛が濃く、硬く、量が多い 局所的な脱毛 |
当院採用機器
VENUS VELOCITY
(蓄熱・熱破壊複合型医療レーザー脱毛器)
当院の施術の特徴
①安全性と効果の両立
~医療機関が行うレーザー脱毛~
②丁寧なカウンセリング
~患者様の同意の上での診療~
③高性能ハイブリッド脱毛器を使用
~痛みの少ない施術を実現~
④高度な施術技術
~肌のプロによるていねいな施術~
⑤明瞭な価格設定
~わかりやすい総額表示~
よくあるご質問
Q施術中の痛みに関して
痛みの感覚には個人差があるほか、毛質や照射部位によっても異なりますが、無痛ではありません。輪ゴムで弾かれるような感覚、響くような感覚、熱い感覚などがありますが、当院では、痛みが少ない医療用最新機器を使用し、患者様の許容範囲内の痛みとなるよう出力を調整して施術を行いますので、ご安心ください。それでも痛みが心配な場合には、麻酔クリームの使用もご提案可能ですので、お申し付けください。
Q施術の必要回数に関して
大半の方には、初回の施術から減毛感を実感していただけますが、1回の照射で反応する毛は全体の1~2割程度ですので、永久脱毛を目的とするなら、6回から10回程度の施術が必要となります。皮膚の状態がデリケートであり、出力を落として照射する必要がある場合、脱毛効果は低下しますので、さらなる回数が必要となる場合があります。
Q施術間隔に関して
一般的な部位の場合は2か月、男性のひげは1.5カ月の間隔を空けていただいております。毛周期に合わせた照射を行うことにより、より効果的な脱毛が行えますので、ある程度、次の毛が生えてきてから行うことをお勧めします。
Q施術部位に関して
男性の陰部を除き、全身に施術が可能です。
Q施術時間に関して
施術する部位と範囲によって異なりますが、参考として、顔全体は60分。男性のひげは45分。両脇は30分。女性のVIOは60分。全身を行った場合は120~150分です。
Q患者様が行う施術前の準備に関して
施術部位の保湿を心がけ、日焼けを避けてください。施術日前日に、患者様ご自身により、施術を行う部分のシェービングをお願いしております。皮膚科治療や肌のケアのために外用薬の塗布を行っている場合は、一時的に中止が必要となる場合がございますので、事前の指示に従ってください。
Q施術後のダウンタイムと注意点に関して
通常は、その日のうちに消失する軽度の赤みと腫れが出現する程度で、施術後すぐにメイクが可能です。部分的な毛根の黒ずみや、毛嚢炎による腫れや凹凸が生じる場合がありますが、数日~1週間程度で改善もしくは消失します。術後の消炎鎮痛と感染予防のため、薬剤が処方された場合には、指示通りにご使用ください。施術後1週間程度は、保湿を心がけ、強い日焼けは避けていただく必要があります。
Q男性への施術に関して
陰部を除き、全身どの部位に対しても施術が可能です。ひげ脱毛は特にご要望が多いメニューです。
Q未成年者への施術に関して
未成年の方でも施術を受けていただくことは可能ですが、カウンセリング・施術ともに、保護者(父母などの法定代理人のみ)の同伴を必須とさせていただくほか、診療契約書に保護者のご署名をいただきます。なお、第2次成長期を過ぎていない時点で完全脱毛を行っても、成長とともに再び発毛が見られる可能性がありますことをご了承ください。
Q月経中の方への施術に関して
VIOと臀部の施術は、タンポンを入れていたとしてもお断りさせていただきますが、その他の部位は可能です。月経を理由とした予約変更は可能ですので、お申し付けください。
Q妊娠中や授乳中の方への施術に関して
妊娠中や、産後3か月以内の方への施術は、安全面での理由から、すべての部位においてお断りさせていただきます。産後3か月以降の授乳中の場合、胸部を除き施術は可能です。
施術における
注意点とリスク
診療科
アレルギー科
診療時間
土曜日:10:00-14:30
診療終了時間の30分前に受付終了
休診日
住所
東京都千代田区外神田 6-14-2
サカイ末広ビル7階