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ゆき
美容皮膚科に興味津々の患者さん。本日はカウンセリングに来てくださいました。わからないことは納得いくまで質問攻めにしちゃうタイプです。
ドクターつき
現役皮膚科医。その昔は美容外科でメスを握っていたらしい。ふだんは冷静だけど、語らせると実は熱すぎる先生のようです。
ナースはな
内科も皮膚科もなんでもこなす万能ナース。でも実は、美容皮膚科が一番好き。施術はするのもされるのも超ベテランだそうです。
HIFU(ハイフ)とは
HIFU(High Intensity Focused Ultrasound)とは、高密度焦点式超音波治療法とも呼ばれ、体外から体内の1点に対して超音波を集中して照射し、その際に発生する熱を利用した治療のことを指します。前立腺肥大やパーキンソン病に対する治療法として、すでに国内で保険適用とされていますが、切除不能ながんに対する効果も議論されています。HIFUは美容医療においても有用で、真皮・脂肪・筋膜といった皮下の深い層の組織に対して、熱凝固による収縮作用を与えることで、しわやたるみを減らし、肌質を改善する効果もあります。メスも針も使わない「切らないリフトアップ」として近年人気で、表皮に対する影響がほとんどないため、肌が弱い方にもおすすめできる施術です。
HIFUの安全性
HIFUは本来、非侵襲的な施術であり、医療用の機器を用いて、技術のある施術者が適正に行えば、他の美容施術と同等以上の安全性を確保できるはずのものです。しかし近年、エステサロンやセルフケアにおいて、過度に高出力の民生用機器を用いた、誤った手技による事故が発生しているのは報道のとおりです。HIFUは、照射深度と出力を厳密に管理しなければ、熱による神経や血管の障害を誘発するのは当然といえます。そのような事故を避け、安全な施術を行うには、高度な照射技術に加え、医学的・解剖学的な専門知識が必要不可欠であると考えます。私たちは、医療機関による安全性と信頼性を担保した施術を、医療HIFUと呼称させていただき、他との区別化を図っております。
当院採用機器
ULTRAcel Q+ (ウルトラセルQ+)
(医療用高密度焦点式超音波治療器)
医療用のHIFU機器として、日本国内で非常に多くの実績とシェアを誇る、韓国Jeisys社の最新機種です。照射深度・照射範囲・照射パターンの異なる多くの交換式カートリッジが用意されており、症状に応じた柔軟な照射を実現します。しわやたるみ、肌質改善を目的とした通常カートリッジに加え、世界初かつ唯一の、脂肪溶解に特化したLiniarFirmカートリッジの追加により、二重あごなどのフェイスラインに対する効果も期待できます。なにより、最低限の加熱による短時間照射を可能とした設計により、安全性の向上に加え、照射時の痛みを大幅に緩和し、かつてない快適な施術を実現しています。
各カートリッジの
対象とする症状
UltracelQ+は、肌と接触する部分のカートリッジを交換することによって、超音波を照射する深度・範囲・パターンを変更する構造になっています。各カートリッジごとに、作用する皮下の層が異なるため、対象とする症状も異なります。当院では施術メニューに応じて、以下の6種類のカートリッジを使い分けることで、患者様の多様なお悩みに対応しております。
※カートリッジ名称先頭の「Dot」という表記は、点状照射を意味し、通常のHIFUメニューにおいて使用します。「LinearFirm」という表記は、線状照射を意味し、脂肪溶解を目的としたHIFUリニアメニューでのみ使用します。
※カートリッジ名称末尾の数字は、作用する部位の皮膚表面からの深度(mm単位)を示します。数字が大きい方が、より深い層に作用します。
カートリッジ名称 | 作用部位(層) | 作用機序 | 対象とする症状 |
---|---|---|---|
Dot 1.5 | 真皮浅層 | コラーゲンやエラスチンの増生 | 小じわ 毛穴の開き |
Dot 2.0 | 真皮浅層 真皮深層 |
コラーゲンやエラスチンの増生 | 小じわ・肌の張りの低下 目の周囲のたるみ |
Dot 3.0 | 真皮深層 脂肪組織 |
コラーゲンやエラスチンの増生 脂肪組織の引き締め |
小じわ・首のしわ たるみ フェイスラインの乱れ |
Dot 4.5 | 脂肪組織 SMAS筋膜 |
脂肪組織の引き締め SMAS筋膜の収縮 |
しわ・たるみ・ほうれい線 フェイスラインの乱れ |
LinearFirm 2.0 (脂肪溶解) |
真皮浅層 真皮深層 |
脂肪溶解 | フェイスラインの乱れ 二重あご |
LinearFirm 4.5 (脂肪溶解) |
脂肪組織 |
各メニューの特徴
当院では、HIFUを用いた以下の3つ施術メニューを設定しております。
①HIFUプレミアム
Dot 1.5・Dot 2.0・Dot 3.0・Dot 4.5の4種類のカートリッジをすべて使用する、贅沢なメニューです。Dot 3.0とDot 4.5の深部用カートリッジは、神経や血管の走行部位を避けて使用します。真皮浅層・真皮深層・脂肪組織・SMAS筋膜のすべての層に作用し、リフトアップ以外にも、多くの肌のお悩みに幅広く対応します。
②HIFUシャワー
Dot 1.5・Dot 2.0の浅層用カートリッジのいずれか1種類を使用する、ライトなメニューです。真皮層に熱作用を与えることで、コラーゲンやエラスチンの増生を促進するため、肌質や肌年齢にお悩みの方に最適です。
③HIFUリニア
LinearFirm 2.0・LinearFirm 4.5の脂肪溶解専用カートリッジのみを使用する、脂肪細胞の減少に特化したスペシャルメニューです。きわめて効率の良い線状照射パターンにより、短時間かつ少ない施術回数で、フェイスラインに関するお悩みを非侵襲的に解消します。
施術の流れ
- 事前の診察の際に、患者様の解剖学的特徴を把握した上で、お悩みに対する適切な照射プランの検討を行います。
- 施術部位の洗浄を行います。
- 照射プランどおりの正確な施術を行うため、皮膚表面にマーキングを行います。
- 潤滑のためのジェルを塗布し、超音波の照射を開始します。
- マーキングに沿って、適宜カートリッジや機器の設定を変更しながら照射を行います。
- 照射終了後、ジェルを拭き取ります。
- 施術後の皮膚の状態を確認し、必要に応じて薬剤を処方します。
当院の施術の特徴
①経験豊富なスタッフ
②丁寧なカウンセリング
③痛みの少ない最新機器を使用
④安全を第一に考えた施術
⑤明瞭な価格設定
よくあるご質問
Q施術中の痛みに関して
施術時に、多少の熱感と鈍痛を感じます。部位によっては強く出現する場合もありますが、ほとんどの方にとって耐えられないほどのものではなく、麻酔などは必要ありません。
Q施術の必要回数に関して
HIFUプレミアムの場合、施術後2~3カ月で最大限の効果が出現します。それ以降は効果が薄れてきますので、定期的に行っていただくことをおすすめしております。HIFUシャワーの場合は1クール5回、HIFUリニアの場合は1クール3回が効果的な施術回数となります。
Q施術間隔に関して
HIFUプレミアムの場合、最低3カ月の間隔が必要です。HIFUシャワーの場合は1か月、HIFUリニアの場合は2週間間隔で行うのが効果的です。
Q施術部位に関して
当院では、HIFUプレミアムの場合は全顔と首、HIFUシャワーの場合は全顔、HIFUリニアの場合はほほとあご下の施術を承ります。
Q施術時間に関して
HIFUプレミアムの場合、顔面全体で30~40分、HIFUシャワー・HIFUリニアの場合、顔面全体で15~20分です。
Q患者様が行う施術前の準備に関して
特にございません。
Q施術後のダウンタイムと注意点に関して
施術後に赤みや腫れが出現する場合がありますが、ほとんどの場合は1~2日で消失します。まれに皮下出血や筋肉痛が、1週間程度残る場合があります。お化粧は施術後すぐに可能ですが、症状がある場合にはお控えください。
Q男性への施術に関して
男性にも施術を行っております。特にフェイスリフトを目的として、多くのご依頼をいただいております。
Q未成年者への施術に関して
未成年の方でも施術を受けていただくことは可能ですが、カウンセリング・施術ともに、保護者(父母などの法定代理人のみ)の同伴を必須とさせていただくほか、診療契約書に保護者のご署名をいただきます。
Q妊娠中や授乳中の方への施術に関して
妊娠中や、産後3か月以内の方への施術は、安全面での理由から、すべての部位においてお断りさせていただきます。
施術における
注意点とリスク
診療科
アレルギー科
診療時間
土曜日:10:00-14:30
診療終了時間の30分前に受付終了
休診日
住所
東京都千代田区外神田 6-14-2
サカイ末広ビル7階