目次
脂肪溶解注射とは
専用の薬剤を脂肪組織内に注射し、浸透させることによって、脂肪細胞の分解と溶解を促す施術であり、メソセラピーとも呼ばれる医療痩身の一種です。全身のすべての部位に行うことができますが、顔面に注射した場合、部分的な肉付きを減らし、フェイスラインを整える輪郭形成の効果があり、小顔の実現にも効果的です。メスを一切使わない低侵襲な施術であるため、ダウンタイムが短く、脂肪細胞の数自体を減少させる作用により、リバウンドが起きにくいことも特徴です。
BNLSとは
BNLSは、美容大国韓国のGRAND M&C社による最先端のメソセラピー用製剤となります。日本においても多くの使用実績があり、今や顔面におけるメソセラピーの代名詞となっております。成分の大半が植物由来であり、体内に蓄積することがないため安全性が高く、かつ脂肪の分解・溶解作用も非常に強いことが特徴です。血液やリンパ液の流れを改善し、溶かした脂肪や体内の老廃物の排出を促すほか、セルライトを除去する作用もあります。効果が出現するまでの期間が3日程度と早く、1週間間隔での追加注射が可能な点もメリットです。
当院使用薬剤
BNLS ULTIMATE
BNLSには標準品のほかに、脂肪溶解の効果に関してFDA(アメリカ食品医薬品局)が認可した成分である、デオキシコール酸を配合したBNLS neoと、デオキシコール酸を許容最大量まで増量し、さらに他の4つの有効成分を追加したBNLS ULTIMATEという最上位品があります。当院では効果を最優先に考え、BNLS ULTIMATEのみを採用しております。
成分と作用
脂肪溶解作用
デオキシコール酸:脂肪細胞膜を破壊・内部の中性脂肪を排出・脂肪細胞数を減少
(ULTIMATEでは許容最大量を配合)
マンヌロン酸メチルシラノール:脂肪を分解・皮膚の抗炎症作用と保湿
チロシン(アミノ酸):脂質代謝を促進
ヒバマタ(海藻)抽出物:コラーゲン・ミネラル・アミノ酸を含有し、脂肪を分解
血液・リンパ液の循環促進
アデノシン三リン酸(ATP):毛細血管の拡張と新生により、血流を促進
ペルシャグルミ(クルミ):オメガ3脂肪酸を含み、血管の保護と血流の促進
肌の引き締め効果
アデノシン三リン酸二ナトリウム:筋肉や細胞機能の活動性を向上
メチルプロパンジオール:グリコールの一種で、有効成分の浸透促進と皮膚の保湿
セイヨウトチノキ(マロニエ):皮膚の抗炎症作用・血管の弾力向上・むくみの減少
脂肪燃焼作用
アーティチョーク:脂肪を燃焼・老廃物の体外への排出
L-カルニチン:脂肪をミトコンドリアに運搬し、燃焼を促進
肌の再生・エイジングケア
コエンザイムQ10:強い抗酸化作用により、体内の活性酸素を抑制し、肌を再生
カテキン:脂質代謝を促進・抗酸化力による、肌のシミ予防とエイジングケア
対象とする症状と部位
BNLSの推奨使用量
BNLSは施術部位に対して、必要量を正確に、そしてバランス良く注射する必要があります。しかし、凹ませるべき部分が注射時には膨らむため、施術の難易度が比較的高く、さらに、組織に薬液を浸透させる方法にもノウハウが存在するため、術者の技量によって仕上がりが大きく左右されます。イラストは、1回の施術における推奨使用量の目安を示しております。
おすすめの
施術回数と頻度
施術の流れ
- 事前のカウンセリングと診察において、使用するBNLSの量を決定します。
- 施術部位の洗浄を行います。
- 注射部位・量・範囲などのデザインを検討しつつ、皮膚にマーキングを行います。
- 麻酔クリームを塗布し、20~30分かけて浸透させます。同時に冷却も行います。
- 麻酔クリームを拭き取り、施術部位の消毒を行います。
- マーキングに従い、BNLSの注射を行います。
- 注射したBNLSを浸透させるため、マッサージを行います。
- 施術後の肌の状態を確認し、必要に応じて薬剤を処方します。
当院の施術の特徴
①ハイクオリティな施術
②丁寧なカウンセリング
③痛みとダウンタイムを抑える配慮
④最高級メソセラピー製剤を使用
⑤明瞭な価格設定
よくあるご質問
Q施術中の痛みに関して
当院では、表皮麻酔クリームと局所冷却を併用して、注射時の痛みをなるべく軽減するよう配慮しております。さらに、針は専用の極細のものを使用します。そのため、痛みは最小限に抑えられておりますが、完全無痛というわけにはいかず、部位によっては多少の痛みを感じることがあります。患者様の許容範囲内の痛みとなるよう確認しながら施術を行いますので、痛みが強い際にはお申し付けください。
QBNLSの使用量に関して
施術を行う部位やお悩みの程度によって、BNLSの適切な使用量は異なるため、カウンセリングや診察時に、患者様とご相談の上で決定します。施術価格は、10ml(1バイアル)を最小単位とさせていただき、1回の施術で薬剤の余りが生じた場合、次回の施術で使用することができます。
Q施術の必要回数に関して
1回の施術でも、3日前後で引き締め効果を自覚できると思われますが、輪郭形成のためには、合計3回程度の施術を行うことをおすすめします。
Q施術間隔に関して
追加注射は、最短1週間後から可能です。
Q施術部位に関して
当院では、顔面のみの施術を承っております。
Q施術時間に関して
施術前の麻酔クリームの浸透に20~30分程度かかります。注射から術後のマッサージまでの時間は、10mlあたり5分~10分程度とお考え下さい。
Q患者様が行う施術前の準備に関して
特にございませんが、ニキビの多発など、明らかな感染傾向を認める部位への施術は行うことができませんので、抗菌薬などを使用した治療を優先してください。
Q施術後のダウンタイムと注意点に関して
施術後数日は、赤み、腫れ、皮下出血などが出現する場合がありますが、時間とともに改善していきます。施術日当日は、洗顔や化粧品の使用は控えてください。術後感染予防と色素沈着防止のため、術後2週間は可能な限り施術部位を清潔に保ち、強い日焼けも避けるようにしてください。
Q男性への施術に関して
男性にも施術を行っております。特に、二重あごにお悩みの患者様から、多くのご依頼をいただいております。
Q未成年者への施術に関して
未成年の方でも施術を受けていただくことは可能ですが、カウンセリング・施術ともに、保護者(父母などの法定代理人のみ)の同伴を必須とさせていただくほか、診療契約書に保護者のご署名をいただきます。
Q妊娠中や授乳中の方への施術に関して
妊娠中や、産後3か月以内の方への施術は、安全面での理由から、すべての部位においてお断りさせていただきます。
施術における
注意点とリスク
診療科
アレルギー科
診療時間
土曜日:10:00-14:30
診療終了時間の30分前に受付終了
休診日
住所
東京都千代田区外神田 6-14-2
サカイ末広ビル7階