INTENSE PULSED LIGHT

IPL(光治療)

INTENSE
PULSED LIGHT

IPL(光治療)

  • しみ・そばかす・肝斑・赤ら顔・ニキビ跡に有効
  • 皮膚の黒ずみや赤みに、全般的に作用する光治療
  • コラーゲンの生成促進作用による、肌質改善効果

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ゆき

美容皮膚科に興味津々の患者さん。本日はカウンセリングに来てくださいました。わからないことは納得いくまで質問攻めにしちゃうタイプです。

ドクターつき

現役皮膚科医。その昔は美容外科でメスを握っていたらしい。ふだんは冷静だけど、語らせると実は熱すぎる先生のようです。

ナースはな

内科も皮膚科もなんでもこなす万能ナース。でも実は、美容皮膚科が一番好き。施術はするのもされるのも超ベテランだそうです。

はな
ナースはな
本日はIPLに関するご説明をさせていただきます。
ゆき
ゆき
IPLですね。私すごく興味あるんです。ぜひ詳しく教えてください。
つき
ドクターつき
こんにちは。よろしくお願いします。
ゆき
ゆき
先生、よろしくお願いします。私の周りってみんなIPLの施術を受けているんですけど、私もやってみたいな、と思っていて。IPLって一言で言うと、どういう施術なんでしょうか?
つき
ドクターつき
肌の黒ずみや赤みなどの、色に関するお悩み全般に対応する、IPLという光線を用いた光治療のことです。
はな
ナースはな
もう一言追加させていただきますと、肌の奥深くにまで作用して、張りや弾力を回復するため、エイジングケアにも有効な施術です。
ゆき
ゆき
色も肌質も改善する作用があるってことですね。ところで、光治療ってよく聞きますけど、どういう意味なんですか?
つき
ドクターつき
光線を用いる治療のうち、レーザー治療以外のもの、という認識で良いと思います。現在では、光治療においてはIPLを用いることがほとんどであるため、光治療=IPLと考えてもかまいません。
ゆき
ゆき
なるほど。そういうことなんですね。
つき
ドクターつき
ではここから、より詳しく説明させていただきます。IPLとは、白色キセノン光線を医療用として使用できるように調整したもので、インテンス・パルス・ライトの略になります。
ゆき
ゆき
キセノン光線ってなんですか?
つき
ドクターつき
キセノンガスを封入したガラス管の中で、高電圧の放電をすることで得られる高エネルギーの白色光線のことで、カメラのストロボや自動車のヘッドライトなどにも使用されています。
ゆき
ゆき
あの真っ白のまぶしい光のことですね。
つき
ドクターつき
ところで、自然界には純粋な白色の光というものは存在せず、青とか緑とか赤とか、さまざまな色の光が混ざった結果として、白に見えているってこと、ご存じでしたか?
ゆき
ゆき
いえ。知りませんでした。では、キセノン光線が白色ということは、さまざまな色の光が混ざっているんですか?
つき
ドクターつき
はい。その通りです。キセノン光線を用いたIPLに関しても同様です。
ゆき
ゆき
確かに言われてみれば、液晶テレビの画面も白いところをごく近くで見ると、青と緑と赤が同時に光って、白く見えているんですよね。なるほどそういうことか。でも、そもそも光の色の違いって、どこがどう違うのですか?
つき
ドクターつき
色の違いというのは、光を波として考えた場合に、波長が違うということです。たとえば、青い光の波長は430nm~490nm。緑は490nm~550nm。赤は640nm~770nmです。逆に言えば、430~490nmの波長の光を、私たちは「青く」認識し、「青い」と表現しているのです。
ゆき
ゆき
では、IPLが白色の光線だということはつまり、さまざまな波長の光が混ざっているということなんですね。
つき
ドクターつき
大正解です。IPLはだから便利なんです。さまざまな波長の光が混ざっていれば、必要な波長の光だけを取り出して、ほかはフィルターでカットすることができますから。白い光さえあれば、何色の光だって取り出せますよ。
ゆき
ゆき
フィルターといいますと?
つき
ドクターつき
赤いセロハンを想像してください。白い照明に赤いセロハンを被せたら、赤い光が出るじゃないですか。あれは、セロハンが赤い光だけを通過させて、ほかの色はフィルターとしてカットしているからなんです。
ゆき
ゆき
なるほど。目からウロコです。じゃあIPLにもフィルターを被せちゃえば、何色でも取り出せるってことですか?
つき
ドクターつき
その通りです。さすがにセロハンほど簡素なものではないですが、IPLはフィルターを被せることで、お好きな色、つまりは目的とする波長の光だけを照射させることができるんです。
ゆき
ゆき
わかっちゃいましたよ。その波長の違いによって、肌への効果が異なるってことですよね。
つき
ドクターつき
またまた大正解です。では、以下のまとめをご覧ください。

IPLとは

IPL(インテンス・パルス・ライト)という、キセノンランプが発する医療用の光線を照射することで、皮膚のメラニン色素や毛細血管内のヘモグロビンに熱作用を与え、しみ、そばかす、肝斑、赤ら顔、ニキビ跡などの、肌のトラブルを全般的に改善します。IPLは複数の波長の光が混在しているため、不要な波長の光はカットし、必要な範囲の波長の光のみを透過させるフィルターを用いて使用します。フィルターは対象とする病変に応じて多数用意されており、それらを使い分けることで、さまざまな症状に幅広く対応することができます。さらには、光の熱作用に伴う真皮内の線維芽細胞の活性化により、コラーゲンの生成が促進されるため、肌の張りや弾力を回復させ、肌質改善効果も期待できます。IPLは、かつてはフォトフェイシャルとも呼ばれており、このようなレーザー以外の光線照射による施術のことを、光治療と呼びます。

ゆき
ゆき
IPLがさまざまな波長の光を照射できるのはわかりましたけど、そもそも光を肌に当てることで、肌の黒ずみや赤みが改善する理由がわからないんですけど。
つき
ドクターつき
肌の黒ずみの原因となるのは、皮膚の中にあるメラニンです。赤みの原因となるのは、毛細血管の中にあるヘモグロビンです。
ゆき
ゆき
メラニンは黒い物質で、ヘモグロビンは赤い物質ってことですね。
つき
ドクターつき
はい。メラニンやヘモグロビンに限らず、どんなものにでも光線を当てると、その光の一部は吸収され、内部の分子を振動させます。物質の温度は分子の振動量で決まるので、振動が増えれば温度は自然に上昇し、結果として発熱します。こうした機序により、光エネルギーが熱エネルギーに変換されるのです。光を当てると熱くなる。これを光熱作用といいます。
ゆき
ゆき
ふむふむ。
つき
ドクターつき
さらに言うと、光熱作用は、色の濃い物質のほうが強く出現するという性質があります。つまり、皮膚に光を当てることで、色の濃いメラニンやヘモグロビンから先に光熱作用が働き、発熱の結果として破壊されてしまう。これが、光治療により肌の黒ずみや赤みが改善する理由です。
ゆき
ゆき
ただ、どんな光でも当てればいいってわけではないですよね。
つき
ドクターつき
当然です。先ほどの1枚目のイラスト1を見てください。黒と赤の曲線グラフがありますよね。黒がメラニン、赤がヘモグロビンです。これは、それぞれの波長の光に対して、どれくらいその光を吸収するかを示したグラフです。
ゆき
ゆき
縦軸が高い位置にあるほど、光をよく吸収するってことですか?
つき
ドクターつき
はい。光をよく吸収すれば、それだけたくさん発熱するため、破壊されやすくなります。つまりこのグラフは、メラニンとヘモグロビンに対する、光の波長ごとの治療効果を示したものと考えていただいてかまいません。
ゆき
ゆき
なるほど。波長によって治療効果はけっこう異なるんですね。メラニンに効く波長と、ヘモグロビンに効く波長って全然違うじゃないですか。
つき
ドクターつき
はい。そのため、肌の黒ずみと赤みは分けて考えて、それぞれに効果的な波長の光だけを照射するほうが、治療の上では効率的なんです。
ゆき
ゆき
なるほど。だからさまざまな波長の光が照射できるIPLが便利なんですね。
つき
ドクターつき
おわかりいただけたでしょうか。フィルター交換により波長を自由に選択できるのが、IPLの最大のメリットであり、それによって、肌のさまざまなお悩みに対して、柔軟な対応が可能となっているんです。
ゆき
ゆき
よくわかりました。ところで、上の文章の最後に肌質改善効果もあると書いてありますが、なぜ光の照射によって肌質が改善するのですか?
つき
ドクターつき
光治療においては、光の波長が長いほど、皮膚のより深部に対して作用するという性質があります。そこで、長い波長のみを照射させるフィルターを用いて、皮膚の深部の真皮層を光熱作用により発熱させることで、真皮層にある線維芽細胞が活性化され、コラーゲンの産生が促進されるからです。
ゆき
ゆき
コラーゲンって、美容の分野でよく聞くワードですが、結局何なんですか?
はな
ナースはな
コラーゲンは、膠原繊維とも呼ばれる皮膚組織の強度に関与する物質で、皮膚の真皮層の7割を構成する成分です。加齢とともにコラーゲンの量は減少する傾向にあり、これが肌年齢の老化の主な原因と考えられています。
ゆき
ゆき
コラーゲンが産生されると、具体的にはどのような効果があるんでしょうか?
つき
ドクターつき
何よりも肌の張りが増します。それによって、しわやほうれい線も改善するため、エイジングケアにおいて、大きな効果があるはずです。
ゆき
ゆき
肌質改善とはそういう意味なんですね。よくわかりました。
ゆき
ゆき
IPLが肌の黒ずみに対して効果があるというのはわかったのですが、具体的にはどのような症状に有効なんですか?
つき
ドクターつき
しみ、そばかす、くすみ、肝斑など、メラニン色素に関連したものであれば、全般的に効果があります。IPLの機種によっては、肝斑には使用できないものもありますが、当院の機器の場合は、肝斑に対応したフィルターと照射モードがあります。
ゆき
ゆき
なるほど。でも、しみとかそばかすの治療って、レーザーってイメージがあるじゃないですか。こちらのクリニックにもレーザーがありますよね。
はな
ナースはな
ピコレーザーとCO2レーザーを設置しています。
ゆき
ゆき
IPLとレーザーの違いについて具体的に教えてください。
つき
ドクターつき
IPLもレーザーもどちらも光線であり、光熱作用により皮膚の病変を破壊するという機序は同じです。ただし両者は、①波長、②波長の幅、③出力と照射時間、において大きく異なります。
ゆき
ゆき
ではまず、①の波長の違いに関してお願いします。
つき
ドクターつき
IPLはさまざまな波長の光が混ざっている、いわば複合波長の光線です。その中から必要な波長の光だけを取り出して使用するのは、先ほどお伝えしたとおりです。それに対してレーザーは、レーザー出力装置により人工的に発生させる超高エネルギー光線であり、単一波長のものとなります。そのエネルギーは、IPLよりも高いと言えます。
ゆき
ゆき
単一波長ってことは、決まった波長の光が出るってことですか?
つき
ドクターつき
その通りです。たとえば、当院のピコレーザーの場合、1064nmの波長のレーザーが照射されます。ただし内部的な構造の工夫により、半波長の532nmの波長での照射もできます。
ゆき
ゆき
レーザーにもいろいろ種類がありますよね。
はな
ナースはな
はい。照射する波長の違いにより分類され、美容医療ではおもに、ルビーレーザー(694nm)、アレキサンドライトレーザー(755nm)、ダイオードレーザー(800~940nm)、ヤグレーザー(1064nm)、CO2レーザー(10600nm)などが使用されます。
ゆき
ゆき
なるほど。これらの機器の名前はすべて聞いたことがありますが、波長が異なるだけなんですね。
はな
ナースはな
そうです。当院のピコレーザーが照射するレーザー光線は、波長としてはヤグレーザーに分類されます。
ゆき
ゆき
さまざまな波長のレーザーが存在するのは、病変に合わせてということでしょうか?
つき
ドクターつき
その通りです。さらに言うと、波長が長いレーザーのほうが、皮膚のより深くに作用する性質があるため、治療を行う病変に適した波長を選択する必要があるからです。
ゆき
ゆき
その点、IPLは波長を自由に変えられるから、一台の機器で対応できちゃうから便利ですね。
つき
ドクターつき
IPLは確かに、病変への対応力は高いといえます。
ゆき
ゆき
では次に、②の波長の幅について教えてください。そもそも「幅」とはどういう意味ですか?
はな
ナースはな
レーザーが単一波長なのに対して、IPLの場合はフィルターを用いるため、照射される光線の波長に幅があるんですよね。当院のIPLの場合、しみの治療には「560」という、560nm~950nmの範囲の波長の光を照射するフィルターを使用します。
ゆき
ゆき
照射する波長は一定ではないということですか。
はな
ナースはな
はい。560nmの波長や600nmの波長、さらに800nmの波長や950nmの波長など、560nm~950nmの範囲におけるすべての波長の光が含まれます。
ゆき
ゆき
たくさんの波長の光があると、どのようなメリットがあるんでしょうか?
つき
ドクターつき
メリットとしては、数打てば当たるっていうファジーさですね。たとえば、しみと言っても人によって、大きさも濃さも深さもすべて異なり、除去に最適な波長だって異なります。
ゆき
ゆき
このしみには、600nmが有効で、隣のしみには900nmが適している、みたいな感じですか?
つき
ドクターつき
その通りです。そういう場合でも、さまざまな波長の光が混ざっていると、そのどれかが効いてくれるため、しみをきちんと除去できる可能性が上がり、結果として治療効果が高まるということです。
ゆき
ゆき
それでは、両者の違いの最後の項目である、③の出力と照射時間について教えてください。
つき
ドクターつき
これに関しては、症状に対する効果とも密接に関連するので、まずは以下の表をご覧ください。

IPLとレーザーとの比較

IPLは、フィルターごとに設定された波長帯の中で、複数の波長の光が混在し、さらに散乱的に照射されるため、病変の性状に関わらず、対応力が高いことが特徴です。その効果はレーザーほど強力ではなく、複数回の施術が必要となりますが、その分ダウンタイムが短く、肌への負担も少ないと言えます。肌全体のしみやくすみ、色むら、ニキビや赤ら顔など、複合的な肌のお悩みをまとめて解決したい場合にお勧めです。

レーザーは、一定の波長の光で、照射する対象に対して集中的に作用するため、治療効果が高いことが特徴で、通常1~2回の施術で満足のいく結果が得られます。しみ、そばかす、あざといったメラニン色素に起因した個別の病変に対して、少ない回数で確実な除去を希望される場合には、ピコレーザーを用いた施術をお勧めします。ほくろやいぼなどの隆起性の病変の除去には、CO2レーザーによる施術が最適です。

※下の表にある、ピコレーザーの列に記載のスポット照射とは、ごく小さい範囲への集中照射のことで、トーニング照射とは広い範囲への均一な照射のことを指します。フラクショナル照射とは、皮膚の深い層にエネルギーを集中して照射する特殊な方法です。なお、トーニング照射とフラクショナル照射はその性質上、複数回の施術が必要となります。

※肝斑の除去に対しては、ピコレーザーが最も有効ですが、トーニング照射となるため、5回以上の施術が必要となります。IPLも肝斑の改善には効果を認めますが、完全な除去までは困難とお考えください。

病変に対する効果 IPL ピコレーザー CO2レーザー
しみ

回数が必要
濃いものには不適

スポット照射

脂漏性角化症などの隆起性のものに限る
そばかす

スポット照射
または
トーニング照射

肝斑

(当院機種は対応)

トーニング照射

あざ

スポット照射

くすみ
(炎症後色素沈着)

トーニング照射

ほくろ

いぼ

タトゥー

スポット照射

赤ら顔

色調改善作用

トーニング照射

肌質改善作用

フラクショナル照射

施術の特性 IPL ピコレーザー CO2レーザー
光線の波長
(当院採用機種)
420nm~1200nm
(フィルターにて選択)
1064nmまたは532nm 10600nm
施術時の痛み
◎弱い↔×強い

軽く弾かれるような痛みはあるが、軽度
△スポット照射
必要に応じて表皮麻酔
◎トーニング照射
〇フラクショナル照射

注射による麻酔が必須
ダウンタイム
◎短い↔×長い

数日
◯スポット照射
テープ保護は2週間
◎トーニング照射
数日
◎フラクショナル照射
1周間前後

2週間~1か月前後
術後の被覆テープ保護 不要 スポット照射のみ必要 必要
おすすめのパターン 顔全体のしみ
赤ら顔
しみだけではなく肌質の改善も希望
肝斑
色素性疾患全般
タトゥー除去
少ない回数での施術希望の方
ほくろやいぼなどの隆起性の病変
ゆき
ゆき
よくわかりました。IPLとピコレーザーは、対象とする病変は似ているように思えますが、ピコレーザーのほうが効果としては高いようですね。CO2レーザーはまったく別のものですね。
つき
ドクターつき
CO2レーザーは、皮膚を削るための長波長光線として、分けて考えたほうがわかりやすいと思います。
ゆき
ゆき
ほくろやいぼのような、膨らんだ病変を削る用途ということですね。
つき
ドクターつき
では、IPLとレーザーの違いの最後の項目である、③の出力と照射時間に関して、当院設置のIPLとピコレーザーを例にしてご説明いたしましょう。
ゆき
ゆき
お願いします。そもそも出力ってどういう意味ですか?
つき
ドクターつき
瞬間的なパワーのことで、光の場合は「明るさ」ということになります。
ゆき
ゆき
なるほど。電球で言えば100Wと40Wの違いですね。
つき
ドクターつき
そうです。IPLはレーザーと比較すると、出力は低い反面、照射時間は長く設定されています。ピコレーザーは、出力に関してはIPLを圧倒しますが、皮膚へのダメージを考えると、ごくごく短時間で照射を終わらせる必要があります。
ゆき
ゆき
照射時間は、具体的にはどれくらいの時間なんですか?
つき
ドクターつき
IPLが1~60/1,000秒で、ピコレーザーが350/1,000,000,000,000秒です。
ゆき
ゆき
ゼロ何個あるのよってくらい、レーザーは照射時間が短いってことですね。そんな超短時間の照射でも、効果はIPLよりも高いんですか?
つき
ドクターつき
はい。効果というのは光のエネルギーにより決まり、エネルギー=出力×照射時間となります。レーザーは照射時間が短くても、出力がそれを補うほどに高いので、エネルギーはIPLよりも高くなります。ただし、高エネルギーの光は肌に対する負担が大きく、ダウンタイムも長くなる点には注意が必要です。
ゆき
ゆき
これまでのお話をまとめると、IPLは低出力長時間照射で、低エネルギーで肌にやさしく、レーザーは高出力短時間照射で、高エネルギーで強力作用ということですね。
つき
ドクターつき
その通りです。ただし、レーザーでも出力を強くして照射時間を短くすればするほど、肌への負担が減る上に、熱膨張による圧力変動が起こす衝撃波により、光音響作用という光熱作用以上の破壊効果が現れるため、病変への効果もより一層高くなります。ピコレーザーが極限まで照射時間を短くしているのは、それが理由です。
ゆき
ゆき
よくわかりました。では、IPLとレーザーをどのように使い分けるべきなのか、具体的に教えてください。
つき
ドクターつき
たとえば私の左頬にある、この大きなしみだけを除去したいという場合には、ピコレーザーによる施術を1回から2回行うことで、ほぼ完全に消えると思います。ただ、昔の日焼けが原因の、顔面全体に散らばる大小の細かいしみは、ピコレーザーではとても追いきれません。そのような場合には、IPLによる施術を3~5回行うと、かなりきれいになります。
ゆき
ゆき
全体的なお悩みの改善にはIPLが、特定の病変の治療にはレーザーが適しているということですね。
つき
ドクターつき
まさにその通りです。IPLは万能オールラウンダー、レーザーは究極スペシャリストという感じですね。
ゆき
ゆき
でも、実際自分のこととなると、IPLとレーザーのどちらが良いか、決められないかも。
つき
ドクターつき
どちらが良いというよりも、IPLとレーザーは肌の状態に応じて使い分けるべきであり、時間をあけて両者を併用する選択肢だってあります。
はな
ナースはな
当院ではカウンセリングの際に、患者様の肌の状態を十分に拝見させていただき、お悩みに応じた最適な治療法のご提案をさせていただきますので、ご安心ください。
ゆき
ゆき
それを聞いて安心しました。
はな
ナースはな
では次に、当院にて採用しているIPL機器のご紹介をさせていただきましょう。美容大国韓国の大手メーカーJeisys社の最新機種である、セレックVです。
ゆき
ゆき
この機器には、どのような特徴があるのですか?
はな
ナースはな
大きなポイントは3つあります。①豊富な種類のフィルター、②柔軟に調整可能な照射設定、③徹底した安全設計、です。
ゆき
ゆき
なるほど。それぞれに関して詳細に教えてください。
はな
ナースはな
先ほど先生の方から、IPLはさまざまな種類の波長帯の光線を選択できることがメリットだというお話がありましたが、波長帯の選択は、どんな機種でもフィルターを交換することにより行います。そのフィルターが、セレックVの場合は9種類もあります。通常の機種だともっと少ないです。
ゆき
ゆき
フィルターの種類が多いということは、それだけ細かく波長を調整できるということですよね。でも先ほどのイラスト2にあるフィルターの種類を見る限り、同じ病変に対応するものが複数あるようですが。
つき
ドクターつき
確かにそうですね。しかし、それぞれのフィルターごとに、照射される波長帯がわずかに異なります。これは患者さんの肌の色調や病変の状態によって、選択できるようになっているんです。適正なフィルターを使用することで、不要な波長の光を肌に当てなくて済むため、施術におけるリスクの低減にもつながります。
ゆき
ゆき
そういうことなんですね。
はな
ナースはな
さらにセレックVは、光の照射パターンに関しても、複数のモードがあらかじめ用意されており、病変に対する最適な照射設定を選択しやすくなっています。
ゆき
ゆき
パターンとかモードとかってなんのことですか?
はな
ナースはな
通常、IPLの1照射、つまりパチっと1回と光る過程において、光は常に照射されているのではなく、ONとOFFを繰り返しています。そのタイミングのことを光の照射パターンといい、これによってエネルギーの放射量を細かく調整しています。
ゆき
ゆき
実は点滅しているってことですか。
はな
ナースはな
はい。非常に細かくONとOFFを繰り返すパターンもあります。最適な照射パターンというのは病変ごとに異なるため、あらかじめモードとして分類して、簡単に照射設定の変更ができるようしてあるのです。例えば、肝斑モードとか、ニキビモードとかもあります。
ゆき
ゆき
波長だけではなく、光の照射パターンも細かく調整できるんですね。
つき
ドクターつき
IPL機器はさまざまなメーカーのものがありますが、患者さんに照射されるのは光だけなので、どのメーカーのものでも光に良し悪しはありません。ただ、調整機能が充実していれば、患者様のお悩みに合わせたより細やかな施術が可能となります。
ゆき
ゆき
なるほど。よりオーダーメイドな治療ができるということですね。
つき
ドクターつき
はい。IPL機器の性能差というのは、調整機能の差だと私は思います。そしてそれが結果的に、治療効果の差につながるのではないでしょうか。
はな
ナースはな
では、最後にセレックVの、徹底した安全設計についてお伝えします。IPLの光エネルギーは皮膚の内部で熱エネルギーに変換されるため、皮膚の表面はかなりの高温になります。IPLの施術において、私たち施術者が最も気を付けなければならないのは、照射面のやけどです。
ゆき
ゆき
そうなんですか。怖いですね。
はな
ナースはな
この機種は、ATCテクノロジーという独自の冷却システムを装備しており、照射面は常に冷却されています。さらに、照射面の温度も常時モニタリングされており、設定温度を超えると照射ができなくなります。このような安全装置により、トラブルを未然に防ぐ設計になっています。
ゆき
ゆき
それは安心です。やけどなんてしたくないですもの。
つき
ドクターつき
そうですよね。でも、すべてのIPL機器にこのような安全装置が備えられているとは限りません。術者の経験まかせという機種も存在します。万一に備えたこのような安全対策も、その機器を選ぶ重要な要素ではないでしょうか。
ゆき
ゆき
施術を受ける側としては、何重にも徹底した安全対策がなされているほうがありがたいです。
はな
ナースはな
機器の特徴に関しての詳細として、以下もご覧ください。メーカーによる紹介動画もわかりやすいですよ。

当院採用機器

セレックV

(医療用IPL光治療機・厚労省承認機)

医療機器認証番号:231ADBZI00015000
クラス分類等:クラスⅡ管理医療機器、特定保守管理医療機器
製造販売事業者:Jeisys Medical Japan 株式会社

420nmから1200nmまでの幅広い波長のキセノン光に対して、9種類もの波長フィルターを組み合わせることにより、より多くの病変に柔軟に対応することが可能な、韓国Jeisys社の最新IPL機器です。対象や目的に応じて、Vモード(血管病変)、Pモード(色素性病変)、脱毛、セルトーニング(肝斑)、フォトセラピー(ニキビ)、フォトシャワー(エイジングケア)など、多数の照射モードを備えており、従来機以上に効果的で、かつ肌への負担を抑えた光治療が可能です。皮膚と接触する照射面の温度は常にモニタリングされ、一定温度を保つように冷却されているほか、設定温度を超えると照射を自動停止する機構も搭載されており、やけどなどのトラブルを未然に防ぐために、徹底した安全設計がなされています。

ゆき
ゆき
上のイラスト3にある、紫色のラインのポルフィリンってなんですか?
つき
ドクターつき
ニキビの原因菌であるアクネ菌が産生する物質で、光が当たると酸化作用を持ち、皮脂を脂肪酸に変性させることで毛穴の詰まりを誘発するため、ニキビが悪化する要素であると言われています。
ゆき
ゆき
イラスト3を見る限り、420(S)というフィルターが有効なようですね。
はな
ナースはな
このフィルターを装着すると、420nm~600nmの光が照射されます。この波長の光は、ポルフィリンに活性酸素を生じさせ、アクネ菌や皮脂腺などにダメージを与えることで、ニキビを改善する作用があります。さらに、ヘモグロビンにも熱作用を与えることで、ニキビ肌による赤みに対しても有効です。
ゆき
ゆき
IPLってニキビにも効くんですね。
はな
ナースはな
セレックVには、フォトシャワーテクノロジーという、毎秒5回の連続光を照射するニキビに最適なモードも搭載されており、より効果的なニキビ治療が可能になっています。
ゆき
ゆき
イラスト3にある、530(D)フィルターというのは、2つの波長帯がいっしょに照射されるということですか?
つき
ドクターつき
その通りです。530nm~650nmと、900nm~1200nmの二つの波長帯が同時に照射される、通称デュアルフィルターというものです。
ゆき
ゆき
なぜ、2つに分けているんですか?
つき
ドクターつき
皮膚の赤みの原因は、毛細血管内の血液中のヘモグロビンによるものですが、ヘモグロビンには、酸素と結合するオキシヘモグロビンという、真っ赤なものと、酸素と結合し得ないメトヘモグロビンという、茶色~紫色の色調のものの2種類があります。
ゆき
ゆき
初めて聞きました。
つき
ドクターつき
通常、ヘモグロビンのうちの98~99%はオキシヘモグロビンであるため、残りの1~2%がメトへモグロビンということになります。オキシヘモグロビンとメトヘモグロビンは色が全く異なるため、上のイラスト3に示したとおり吸光度も異なります。つまりは治療効果のある波長帯が異なるということです。
ゆき
ゆき
なるほど。デュアルフィルターを用いると、その両者に対して最適な2つの波長帯の光が、併せて照射されるというわけですね。
つき
ドクターつき
はい。2つの波長帯を併用することで、赤ら顔や毛細血管拡張症など、皮膚の赤みが問題となる病変に対しての治療効果をより向上させる、セレックVだけに設定されたスペシャルなフィルターです。
ゆき
ゆき
よくわかりました。セレックVすごいです。
ゆき
ゆき
IPLの効果がある症状に関して、具体的に教えてください。
はな
ナースはな
では、こちらにまとめましたので、ご覧ください。

対象とする症状と部位

【症状】

  • 色素性疾患:しみ・そばかす・くすみ・肝斑
  • 血管性疾患:赤み・赤ら顔(酒さ)・血管拡張
  • 皮膚の凹凸:ニキビ・ニキビ跡・毛穴の開き
  • 肌年齢の老化:しわ・ほうれい線・弾力低下

【部位】

  • 全顔・首から胸元(デコルテ)・上腕外側・背中上
ゆき
ゆき
確かに幅広い症状に対応しているんですね。肌の悩みのほとんどが解決できちゃいそうに思えます。
はな
ナースはな
たいていの方の場合、肌のお悩みというのは一つではありません。それらを総合的にケアすることが可能な点が、IPLの最大の特徴だと思います。先ほど先生もおっしゃっていましたが、まさに万能オールラウンダーだと思います。
ゆき
ゆき
顔以外にも照射できるんですね。
はな
ナースはな
当院では、全顔・デコルテ・上腕外側・背中上といった、肌トラブルが特に気になる部位に対応しております。
ゆき
ゆき
なるほど。ところで、だいたい何回くらいの施術が必要ですか?
はな
ナースはな
IPLはレーザーと比較するとエネルギーが低いため、満足いく効果を得るためには、複数回行っていただくことをお勧めしております。こちらをご覧ください。

おすすめの
施術回数と頻度

  • 1クール5回として、4週間間隔の施術をおすすめしておりますが、その後も定期的に実施することで、効果を維持することができます。
ゆき
ゆき
1か月おきに合計5回ですか。それくらいの頻度なら続けられそうかな。
はな
ナースはな
対象とする症状によっても異なるため、あくまで目安としてお考え下さい。一般的には1クール続けていただければ、ほとんどの患者さんに満足していただくことが可能だと思います。
ゆき
ゆき
わかりました。
はな
ナースはな
それでは施術の流れを見ていきましょう。こちらをご覧ください。

施術の流れ

  1. 施術前日に患者様ご自身で、施術を行う部分の毛を剃ってください。
  2. 施術部分の洗浄を行い、皮脂や汗などの汚れを落とします。
  3. 潤滑のためのジェルを塗布し、IPLの照射を開始します。
  4. 皮膚の状態や部位に応じて、適宜フィルターの交換や照射設定の変更を行いながら、照射を続けていきます。
  5. 照射後、ジェルを拭き取り終了となります。
  6. 施術後の肌の状態を確認し、必要に応じて薬剤を処方します。
ゆき
ゆき
照射を行う部分の毛は、自分で剃ってくるんですね。
はな
ナースはな
施術になるべく時間をかけるために、剃毛は患者様にお願いしております。
ゆき
ゆき
施術中の痛みってどうですか?私痛いの本当に苦手なんです。
はな
ナースはな
瞬間的な光線照射であるため、多少なりとも痛みはあります。ただ、レーザーほど強くはなく、ほとんどの患者様にとって我慢できる範囲の痛みであるようです。
ゆき
ゆき
どんな感じの痛みですか?
はな
ナースはな
輪ゴムで弾かれたような、とよく表現されます。ただし、痛みがあまりに苦痛な場合には、機器設定を調整して緩和に努めますので、必ずお声掛けください。
ゆき
ゆき
わかりました。
ゆき
ゆき
では最後にIPLの施術に関して、先生のところのクリニックの特徴を教えてください。
つき
ドクターつき
当院ではすべての施術において、なるべく肌に負担をかけない、クオリティの高い施術をモットーにしております。
ゆき
ゆき
その内容を具体的に教えてください。
つき
ドクターつき
IPLは、フィルターの交換や照射設定の調整により、多くの病変にフレキシブルに対応する点が最大の美点といえますが、それをスムーズに行うには、繊細かつ多様な調整が可能な、高機能な機器が必要になります。
ゆき
ゆき
そのようですね。
つき
ドクターつき
ただ、機械全般に言えることですが、高機能になればなるほど、使う側の能力も要求されてきます。せっかくの高機能も使いこなしてはじめて、患者さんにメリットが生まれてきます。
ゆき
ゆき
家電とかも、多機能な機種は使いこなせないとかありますね。
つき
ドクターつき
当院のIPLの施術においては、患者様の肌の状態や照射部位に応じて、1ショット毎に最適な照射設定となるよう、頻回にフィルターを交換し、照射モード・パターン・エネルギーなどの機器設定も、適宜変更しながらの照射を行っています。
ゆき
ゆき
結構大変な作業ですよね。
つき
ドクターつき
その通りですが、そうしなければ、高機能な機器を用いる意味がありません。目尻はシミ、頬は赤み、顎はニキビというように、患者さんの肌の状態は一定ではありません。部位や症状に応じて、機器の調整が必要なのは当然のことであり、同じ設定でひたすら照射を続けるというのは、IPLの施術としてはナンセンスです。
ゆき
ゆき
言われてみればその通りですね。
つき
ドクターつき
機器の調整を適切に行うには、多くの知識と経験が必要です。ただ、それらを完璧に行えば、安全に、肌に負担をかけずに、IPLの効果を最大限に活かした施術が可能となります。それこそが、私たちが考えるクオリティの高い施術です。
ゆき
ゆき
よくわかりました。IPLの施術は信頼できるところで受けないとダメだということが。
つき
ドクターつき
機器はあくまでモノでしかなく、それを活かすのは人の力だけです。
ゆき
ゆき
その通りだと思います。
つき
ドクターつき
当院の特徴に関しては、以下もご覧になってください。

当院の施術の特徴

①経験豊富なスタッフ

IPLを用いた光治療においては、施術前の診断・施術中の機器設定・施術後の効果判定などのさまざま場面で逐一、患者様の肌の状態を十分に観察し、正確な評価を行い、的確な判断を下す必要があります。それらを完璧に行うには多くの臨床的知見が不可欠であり、施術に関わる当院のスタッフは、皮膚科の診療経験を十分に有した医師と看護師のみに限定しております。

②丁寧なカウンセリング

施術前に十分なカウンセリングを行い、患者様のお悩みとご要望を聴取いたします。施術の効果、必要な回数、ダウンタイム、リスク、費用などに関する詳細なご説明を行い、患者様の文書による同意の上での施術を行います。カウンセリングは可能な限り、施術に携わる看護師が行います。

③最新IPL機器の使用

当院採用のIPL機器は、9種類もの波長フィルターを備え、肌に関するさまざまなお悩みに対応するほか、波長・照射モード・パターン・エネルギーなどに関しても、繊細かつ多様な設定が可能となっており、患者様一人ひとりの肌の状態にマッチした、クオリティの高い施術を実現します。さらに、照射ヘッドの常時冷却機構や過熱防止機能なども装備しており、安全性にも十分に配慮した設計がなされた最新機種となります。

④高度な施術技術

当院では、患者様の肌の状態や照射部位によって、施術中にフィルターの交換と照射設定の変更を適宜行うことで、1ショット毎、最適な条件での照射を行うことを心がけております。そのような細やかな配慮が、肌に負担をかけずに、IPLの効果を最大限に活かした施術を可能にしています。照射設定を最適化するには、専門的な知識と豊富な経験が必須であるため、当院独自の研修を修了した医師と看護師のみが、施術を行うことが許されます。

⑤明瞭な価格設定

当院の表示価格は、初診料、再診料、施術料のすべてに加え、処方する薬剤の費用も含む総額表示となり、特別なご要望がない限りは、追加の費用は一切かかりません。ただし、術前の剃毛は患者様にお願いしており、施術には含まれませんのでご注意ください。当院の施術はすべて、自由診療となります。
ゆき
ゆき
本日はいろいろ教えていただきありがとうございました。是非IPLの施術をお願いします。
つき
ドクターつき
かしこまりました。何かほかにご質問はございませんか?
ゆき
ゆき
美容系のウェブサイトにおいて、「IPL」のほかに、「フォトフェイシャル」とか「Pフェイシャル」とか、ほかの呼び方があるのはなぜですか?
つき
ドクターつき
医療機器としての初のIPL機器は、「フォトフェイシャル®」というイスラエルのルミナス社製の製品であり、それ以降、他のIPL機器も一括してフォトフェイシャルと呼ばれていた時期がありました。コピー機をゼロックスと呼ぶのと同じですね。
はな
ナースはな
バンドエイドもクリネックスもポストイットも同様です。
つき
ドクターつき
Pフェイシャルという名称は、フォトフェイシャルの改良版とか一時期言われていましたが、差別化のための俗称というイメージがあります。現在ではフォトフェイシャルもPフェイシャルも、IPLという名称に統一されつつあるような印象です。
ゆき
ゆき
なるほど。そういう経緯があったんですね。よくわかりました。
つき
ドクターつき
以下によくあるご質問をまとめておきましたので、ご覧になってください。本日はありがとうございました。
ゆき
ゆき
どうもありがとうございました。
はな
ナースはな
施術の日にお会いできるのを楽しみにしております。本日はありがとうございました。

よくあるご質問

Q施術中の痛みに関して

照射時に、輪ゴムで弾かれるような痛みが多少あります。ただし、ほとんどの方にとって許容範囲内のものであると考えられ、表面麻酔が必要になることはまずありません。ただし、痛みがあまりに苦痛な場合には、機器設定を調整して緩和に努めますので、必ずお声掛けください。

Q施術の必要回数に関して

一般的には1クール5回の施術をおすすめしておりますが、肌の状態や病変の種類によっても異なりますので、カウンセリング時に見通しをお伝えしております。満足できる効果が得られた後も、定期的に実施することで、効果を維持することができます。

Q施術間隔に関して

4週間の間隔をあけてください。

Q施術部位に関して

当院では、全顔・首から胸元(デコルテ)・上腕外側・背中上の施術を承っております。

Q施術時間に関して

顔面全体の照射で、30~40分程度です。

Q患者様が行う施術前の準備に関して

施術部位の保湿を心がけ、日焼けを避けてください。前日に、患者様ご自身により、施術を行う部分のシェービングをお願いしております。皮膚科治療や肌のケアのために外用薬の塗布を行っている場合は、一時的に中止をお願いする場合がございますので、事前にお申し出ください。

Q施術後のダウンタイムと注意点に関して

施術後、赤みや腫れ、かゆみが出ることがありますが、数日で落ち着いてきます。しみが濃い部分にはかさぶたができる場合がありますが、1週間程度で自然に剥がれます。施術後のメイクに制限はありませんが、何かしらの症状がある場合にはお控えください。施術後1週間程度は、保湿を心がけ、直射日光は避けてお過ごしください。

Q男性への施術に関して

男性にも施術を行っております。特にエイジングケアを目的として、多くの男性患者様からのご依頼をいただいております。

Q未成年者への施術に関して

未成年の方でも施術を受けていただくことは可能ですが、カウンセリング・施術ともに、保護者(父母などの法定代理人のみ)の同伴を必須とさせていただくほか、診療契約書に保護者のご署名をいただきます。

Q妊娠中や授乳中の方への施術に関して

妊娠中や、産後3か月以内の方への施術は、安全面での理由から、すべての部位においてお断りさせていただきます。また、授乳中の方のデコルテに対する施術も行っておりません。

施術における
注意点とリスク

  • 当施術は、美容を目的とした健康保険適応外の自由診療となります。
  • 表示の価格は、総額表示となり、初診料・再診料・施術料などの追加費用はかかりません。施術後に必要な薬剤の費用も含まれております。ただし、患者様の皮膚の状態や、他の施術のリクエストの有無によっては、金額に変動がある場合があり、その際にはカウンセリング時にお伝えいたします。
  • 表示の価格は、機器や資材、薬剤の価格変動や、キャンペーン価格やモニター価格の設定などにより、予告なく変更させていただく場合がございます。
  • 妊娠中、もしくは産後3か月以内の方は、安全性を考慮し、すべての部位の施術を行うことができません。また、授乳中の方に対するデコルテの施術は行っておりません。未成年の方への施術は、保護者(父母などの法定代理人)が同伴の場合にのみ承ります。
  • 当施術により、術中・術後の痛み、赤み、腫れ、かゆみ、やけど、かさぶたなどが生じる場合があります。当院では施術前にすべてのリスクに関する説明を十分に行い、患者様の文書による同意の上での診療を行っております。
  • 施術にあたって、安全面におけるリスクが高い、または美容面におけるメリットが少ないと予想される場合は、お断りさせていただく場合がございます。
  • あらゆる美容医療の効果には個人差があり、かつその評価は主観的な考えに基づいて行われます。当院ではカウンセリングを十分に行い、患者様との合意に基づいた診療を心がけておりますが、その効果に関する保証は致しかねるとともに、主観的な印象からのクレーム等には一切応じかねますことを、あらかじめご了承ください。
  • 当施術にて使用するセレックVは、日本における医薬品医療機器法上の承認医療機器ですが、当院が対象とするすべての疾患に対する承認が得られているわけではなく、承認を得ている他の国内承認医療機器等もありません。このような場合において、当機器の使用に伴い有害事象が生じても、医薬品副作用被害救済制度の救済の対象にはなりません。当機器は、日本国内正規代理店のJeisys Medical Japan 株式会社より当医療法人が購入したものです。セレックVはEU加盟国における安全基準を満たすCEマークを取得しており、諸外国において、当機器に起因した有害事象の報告は現時点ではありません。

診療科

美容皮膚科・皮膚科
アレルギー科

診療時間

月~金:10:00-13:30 15:30-19:00
土曜日:10:00-14:30
診療終了時間の30分前に受付終了

休診日

日曜・祝日

住所

〒101-0021
東京都千代田区外神田 6-14-2
サカイ末広ビル7階

電話番号

03-5812-4517

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